変態紳士の雑記帳
変態紳士が適当に思想を垂れ流したり、日々の事を書いていくBlogです。
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ギリシャ終了のおしらせ!?
凄いニュースを見つけてしまったので、本日はこれについて考察してみようと思います。
10月23日(ブルームバーグ):欧州の指導者らは、ギリシャ国債を保有する銀行が最大1400億ユーロ(約14兆8000億円)の損失受け入れを拒否する場合、ギリシャを正式なデフォルト(債務不履行)状態に置き、クレジットイベント(信用事由)に該当する事態を招くことも辞さないと警告した。英紙デーリー・テレグラフが22日、欧州連合(EU)の外交関係者の話として報じた。
同紙によれば、ギリシャ向けの第2次支援が最悪の場合4500億ユーロと現在の合意の倍の規模に達し、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の現在の支援能力を上回る可能性があるという公式報告を受けて、一部の強硬なユーロ圏諸国がこの週末、銀行に対する最後通告を行ったという。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=aQwqV2eCDclE
観光産業が主体であるため、景気に経済が左右され易いギリシャがついに生きるか死ぬかの分岐路に立ちました!
ギリシャは既に経済がどうしようもなく行き詰っているので、借りた金を諦めてもらうか、破産して国内の物を何でもかんでも換金してお金を返すかの二択を突きつけられたのです。そして、それを選択するのは金を貸している銀行であり、ギリシャは死刑執行用の椅子に座り、銀行の判断を待っている状態です。
銀行は持っている不良債権を放棄するか、それを拒否して貸し剥がしを行うかを選択しなければなりません。この二つのシナリオを選んだときにどうなるか。ちょっと考えてみようと思います。
・債権放棄を行う
常識で考えるとこちらになるでしょう。各銀行はギリシャ国債を赤字処理を行い、損失分を自己資本によって埋め合わせします。今までは帳簿上での赤だったのを実損に組み込むという事ですね。
ここでBIS規制という壁が出てきます。国際的業務を行う上で動かしているお金の8%の資本を用意しなければいけないという規制です。これを割ると外国相手の決済業務ができなくなり、銀行としての存在価値が著しく減少します。つまり、死ぬという事です。
これを防ぐには、株式や債券などを発行して自己資本に組み込む必要があります。最近の例では理由は違いますが、GMと米国の関係なんかそうですね。
しかし、おんな危険な状態の銀行の株を買う投資家は居ませんし、債権もリスクが高いので金利が高くなります。このため、このような状況では国=全国民が金を出して救済するしかありません。これを行わないと、連鎖倒産を招き本格的に国の経済が死亡します。
ポイントは、銀行がBIS規制を割り込むか、その銀行がある国に体力が残っているか、でしょう。
・貸し剥がしを行う
倒産しようが物納でもいいからキッチリ回収する。この選択肢を行うとギリシャはデフォルトに陥ります。いわゆる倒産ですね。企業が倒産したとき、経営形態にもよりますが大抵が有限責任です。つまり、だした金の分しか責任を負わなくていい、ってことです。損失はみんなで被る、そんな危険な奴相手に商売するのが悪い。って考えです。いわゆる信用リスクってやつですね。
これをやると、ギリシャは色んなものを売らなければいけなくなります。それこそ男は奴隷・女は売春婦の世界に突入してもおかしくないわけです。
全ての土地・建物が外国資本のものに也、徴税権・港湾使用権まで握られ、自分では何も出来なくなる。酷いときにはココまで行きます。(李氏朝鮮末期がこうだった)
こうなると当然ユーロがズドーンと信用なくなりますので、一気に暴落します。
外貨の暴落は実体経済にかなり影響を及ぼしますので、他の国も笑っては居られません。
スペイン・スゥエーデン・バルト三国・イタリア・フランス辺りは間違いなく血反吐を吐くでしょう。ドイツは輸出でウハウハになるかもしれませんが、間違いなく集られますw
イギリスは自分自身もサブプラで爆死しているので何も出来ませんし、対岸の火事なんでぼーっと見ているでしょう。
アメリカもダメで、日本はそもそも話しても理解できない。
こんな状況になったら、世界恐慌の波が地球を五周くらいは軽くするでしょうね。
まぁ、こっちは余程のことがない限り起きないと考えます。
さてさて、現実はどちらに向けて事態が進行していくのでしょうか?しばらく目が離せません。
今回は読者の方のリクエストにより記述しました。このようなリクエストはいつでも募集中です。
コメントに要望を書いていただければ、書けるネタなら書いていきます。
10月23日(ブルームバーグ):欧州の指導者らは、ギリシャ国債を保有する銀行が最大1400億ユーロ(約14兆8000億円)の損失受け入れを拒否する場合、ギリシャを正式なデフォルト(債務不履行)状態に置き、クレジットイベント(信用事由)に該当する事態を招くことも辞さないと警告した。英紙デーリー・テレグラフが22日、欧州連合(EU)の外交関係者の話として報じた。
同紙によれば、ギリシャ向けの第2次支援が最悪の場合4500億ユーロと現在の合意の倍の規模に達し、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の現在の支援能力を上回る可能性があるという公式報告を受けて、一部の強硬なユーロ圏諸国がこの週末、銀行に対する最後通告を行ったという。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=aQwqV2eCDclE
観光産業が主体であるため、景気に経済が左右され易いギリシャがついに生きるか死ぬかの分岐路に立ちました!
ギリシャは既に経済がどうしようもなく行き詰っているので、借りた金を諦めてもらうか、破産して国内の物を何でもかんでも換金してお金を返すかの二択を突きつけられたのです。そして、それを選択するのは金を貸している銀行であり、ギリシャは死刑執行用の椅子に座り、銀行の判断を待っている状態です。
銀行は持っている不良債権を放棄するか、それを拒否して貸し剥がしを行うかを選択しなければなりません。この二つのシナリオを選んだときにどうなるか。ちょっと考えてみようと思います。
・債権放棄を行う
常識で考えるとこちらになるでしょう。各銀行はギリシャ国債を赤字処理を行い、損失分を自己資本によって埋め合わせします。今までは帳簿上での赤だったのを実損に組み込むという事ですね。
ここでBIS規制という壁が出てきます。国際的業務を行う上で動かしているお金の8%の資本を用意しなければいけないという規制です。これを割ると外国相手の決済業務ができなくなり、銀行としての存在価値が著しく減少します。つまり、死ぬという事です。
これを防ぐには、株式や債券などを発行して自己資本に組み込む必要があります。最近の例では理由は違いますが、GMと米国の関係なんかそうですね。
しかし、おんな危険な状態の銀行の株を買う投資家は居ませんし、債権もリスクが高いので金利が高くなります。このため、このような状況では国=全国民が金を出して救済するしかありません。これを行わないと、連鎖倒産を招き本格的に国の経済が死亡します。
ポイントは、銀行がBIS規制を割り込むか、その銀行がある国に体力が残っているか、でしょう。
・貸し剥がしを行う
倒産しようが物納でもいいからキッチリ回収する。この選択肢を行うとギリシャはデフォルトに陥ります。いわゆる倒産ですね。企業が倒産したとき、経営形態にもよりますが大抵が有限責任です。つまり、だした金の分しか責任を負わなくていい、ってことです。損失はみんなで被る、そんな危険な奴相手に商売するのが悪い。って考えです。いわゆる信用リスクってやつですね。
これをやると、ギリシャは色んなものを売らなければいけなくなります。それこそ男は奴隷・女は売春婦の世界に突入してもおかしくないわけです。
全ての土地・建物が外国資本のものに也、徴税権・港湾使用権まで握られ、自分では何も出来なくなる。酷いときにはココまで行きます。(李氏朝鮮末期がこうだった)
こうなると当然ユーロがズドーンと信用なくなりますので、一気に暴落します。
外貨の暴落は実体経済にかなり影響を及ぼしますので、他の国も笑っては居られません。
スペイン・スゥエーデン・バルト三国・イタリア・フランス辺りは間違いなく血反吐を吐くでしょう。ドイツは輸出でウハウハになるかもしれませんが、間違いなく集られますw
イギリスは自分自身もサブプラで爆死しているので何も出来ませんし、対岸の火事なんでぼーっと見ているでしょう。
アメリカもダメで、日本はそもそも話しても理解できない。
こんな状況になったら、世界恐慌の波が地球を五周くらいは軽くするでしょうね。
まぁ、こっちは余程のことがない限り起きないと考えます。
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今回は読者の方のリクエストにより記述しました。このようなリクエストはいつでも募集中です。
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コメント
ありがとうございます
わかり易かったです!
Re: ありがとうございます
訪問ありがとうございます。
次の金融ネタはサブプラ、リーマンショックを予定しています。
現在の世界経済がどのようにぶっ壊れたか。それを解説していきます。
お楽しみに!
次の金融ネタはサブプラ、リーマンショックを予定しています。
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お楽しみに!
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